【 🍎りんご「ふじ」🍎の受粉作業です 】2020年5月18日
信州の山をみながらいい空気吸ってのんびり作業、のようにみえますが、天気との勝負でけっこう大変なのです
着けてる花粉は、中国製で、農協から購入したそうです。品種名はわからない、「ふじ」以外ならいい、ということです
こちらの「ふじ」のめしべには、「ふじ」の花粉がついても
りんごがなりません。りんご自身の近親交配をさける仕組みといわれています。へぇ~~
りんごは、おなじ品種の花粉(オス)とめしべ(メス)とが一緒になっても実にならない性質があります。
これを専門用語で自家不和合性といいます。
さて、つぎの疑問、「ふじ」のめしべに、
(仮に)「つがる」の花粉が着いたら、
そのりんごは、別のりんご全部シナノスイートになってしまうのでは?
シナノスイート=ふじ×つがる、となってますよね
でも、ダイジョウブ、「ふじ」のめしべには「ふじ」の血が流れており、
他の品種の花粉がついてもできるりんごは「ふじ」のままなんです。
シナノスイートになるのは、その種(芯)の部分です。
りんごの食べる部分は種ではなく、
花托(かたく)といわれる部分で、
「ふじ」の花のめしべの元の方で「ふじ」の性質のままなのです
さらに、不思議なことに、
「ふじ」のめしべに「つがる」の花粉をつけてなったりんごの種を
まいたら(実生:みしょう)全部シナノスイートになるかというと
ぜんぜんそうじゃなく、何になるか分からない、
というのが本当のところです
両親が一緒でも、兄弟姉妹みな同じ、
というわけではない、という現象にたとえれば、
腑に落ちる、でしょうか?
このあたりのことは、あんまり詳しくないので、
質問されても答えられないかも
お手柔らかにお願いします。
-
前の記事
【 日本一高い?りんご🍎食べてみた 】2019年12月8日 2019.12.08
-
次の記事
【 山形県産おいしいさくらんぼ🍒ネット販売注文受付中、6月10日まで 商品発送は6月20日頃から 】ご 2020.06.05